造成開発現場で発生する小径伐採木、抜根や都市緑地管理で発生する剪定枝葉の有効活用でお困りになっていませんか?
現在これらの木質資源の一部は、大型の粉砕機を使用して破砕してから堆肥化処理を行い、新たな緑地造成等にリサイクルされていますが、その多くは粉砕形状にバラツキが多く、腐植分解がなかなか進まない等の問題点をかかえています。
当社では、現場で破砕された木質資源の有効活用の手法として、特殊硬化剤を使用したマルチング工法の開発に成功しました。
施工完了
工法の概要


粉砕した木質材料(抜根・枝・幹材等)を、一定厚に敷き均して、特殊硬化材(ウッディーフォーム)を表層に撒布して硬化させるマルチング工法です。盛土面のガリー防止や凍上崩落の抑制の他、飛来雑草の発生や植栽地の乾燥防止、スキー場の着雪促進、造成地の景観保全等、幅広い用途への有効活用が期待されます。


修景への応用例

硬化剤吹付け作業
工法の特長


(1)
粉砕した木質材を直ぐに利用できます。
堆肥化等の事前処理工程を省略し、作業工程の簡素化が可能になります。
(2)
粉砕粒径や樹種を問いません。
現在使用されている破砕機で製造した粉砕物は、ほぼ総て有効活用できます。
※敷均に空送機器を使用する場合には、圧送導管等に詰らない粒度に粉砕調整する必要があります。
(3)
安定した硬化強度を短時間で発揮します。
本工法に使用する硬化剤は、材料に含まれる水分や空気中の湿気と反応して硬化する特殊な成分で、気温変化や材料の乾湿・腐植度合いの影響に関わらず安定した硬化反応が得られます。(特許出願中)


硬化強度の測定状況


これまでは・・・
水分の蒸発に伴って硬化する高分子樹脂エマルジョン(水溶乳剤)系接合材は、水を希釈媒体として利用するため、以下の問題点がありました。
(1)
低温期の凍結劣化による硬化不良
(2)
希釈濃度管理の不均一による硬化不良
(3)
粗砕物(チップ)の間隙からの流下や、木質材料の撥水性による硬化不良
(4)
硬化時間が長いために生じる風雨飛散を考慮した施工調整(完全硬化36時間以上)
(5)
硬化強度が低く斜面地での長期定着が困難


(1)
湿気反応型の硬化成分を採用し短時間で安定した強度が発現します。
(2)
硬化剤は工場で均一に調合されたものを直接撒布するため、希釈手法によるバラツキが生じません。
(3)
ウッディーフォームは界面活性の高い粘性液材ですから、粉砕物への付着性が良好で、流下ロスを最小限に抑制します。
(4)
水分と反応して硬化するため、事前散水等により硬化速度を調整することが可能です。通常は施工15〜60分で硬化反応が生じ、4〜10時間で完全に硬化します。
(5)
硬化強度が高く、風雨や流水に対する浸食抵抗が飛躍的に上昇しました。